薬剤師のお仕事

薬剤師が行う調剤とは何か

薬剤師と言えば調剤。
一般的には、これは粉薬を混ぜたり、軟膏を混ぜたり、といったようなものをイメージされやすいかもしれません。
現在の医療において、薬剤師が行っている「調剤」には、どのようなものがあるのでしょうか。
言葉だけを見れば、その字面から「薬を用意する」という側面がクローズアップされやすいですが、実際には、薬を用意するというところよりも薬剤師が行っていることで重要なのは「薬の飲み合わせをチェックする」「薬の適切な使用方法について説明をする」というところです。
これらは「監査」「服薬指導」などとして別にされることもありますが、広くとらえれば「調剤」にまとめることができます。
薬を調合する、あるいは準備するというだけではなくて、それを適正に使用し、副作用のあるなしや使う人の生活環境によって錠剤を半分にしたり粉砕して粉にしたり、より有効に薬を使うための知識を持ち、最大限に発揮している職業が薬剤師であると言えるでしょう。

薬剤師の調剤ミスについて

薬剤師の主な仕事は調剤ですが、時にミスが起こることがあります。
薬を扱うわけですから、場合によっては後遺症が現れたり、死亡するおそれすらあります。
当然、そうなると処分が下されることになりますが、その内容はどの程度の被害が出たかで決まります。後遺症や死亡などの重大な結果の場合は、刑事事件となります。 業務上過失致死傷罪により、薬剤師本人と薬局のオーナーなどが罰せられます。
ただし、行政上は薬局の認可取り消しなどの処分が下されることはなく、数ヵ月から1年の資格停止くらいで済んでしまいます。
健康被害は出たものの、以前と変わらないくらいにまで回復できた場合は、資格停止の期間はさらに短縮されますし、大した被害が出ていない場合は、刑事上は起訴猶予となり、行政上は何らの処分も下されないことがほとんどです。
このように見ると、それほど重大な事態にはならないように思えますが、やはり調剤ミスはあってはならないことですから、可能な限り予防しなければなりません。

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2016/9/6 更新